徳島県の山間部にある上勝町で古くから飲まれているお茶です。
その製造方法は独特で世界を見ても数カ所しか行われていない方法です。
日本では高知県大豊町の碁石茶、福井県朝日町のばたばた茶が知られています。

独特の製造方法とは
茶の葉を摘み取った後、酸化発酵が生じないようにただちに茹でて葉に含まれる酵素の活性を抑え、茶葉を揉んだ後に、乳酸菌により発酵させる製造法です。

発酵は嫌気発酵と言い空気を遮断して行います。そうです、樽に蓋をしてさらに100kg以上の重しを乗せて3週間から4週間発酵させます。

お茶の種類は大きく分けて二種類(不発酵茶と発酵茶)

不発酵茶
緑茶 釜炒り茶(九州四国の釜炒り茶、中国東南アジアの緑茶)
蒸し茶(抹茶、玉緑茶、煎茶、玉露)
発酵茶
前発酵茶 ウーロン茶(包種茶、台湾凍頂、鉄観音)
後発酵茶 好気的カビ発酵、嫌気的バクテリア発酵の二段階発酵茶(碁石茶、石鎚の黒茶)
嫌気的バクテリア発酵茶(上勝晩茶)
好気的カビ付け茶(富山、中国の黒茶)
紅茶(ダージリン、アッサム)

※嫌気的バクテリア発酵とは、空気を遮断して中で発生するバクテリアを利用する発酵です


徳島県上勝町 自然豊かな環境が体に優しいお茶を育てます。